今までの作業が簡素化されただけでなく、改善スピードが上がりました
ファンくるを導入したのは内容をカスタマイズできるから
最初はもちろん、他社も検討しました。
でもファンくるは内容をカスタマイズできるという所がとても魅力で、導入を決めましたね。
元々、私が直接店舗に行って商品やサービスのチェックをしていたのですが、そうすると、評価する側(本部の人間)と、される側(店長をはじめとした店舗の人間)に社内で分裂してしまうんですね。
その分裂をスタッフには感じさせずに会社全体で改善を進めていくべきなのですが、どうにも難しくて。
その中で店舗数が増えてきて、私も丁寧に1店舗ずつを見られなくなったタイミングでした。
ファンくるは店舗にモニターさんが来て、さまざまな課題を教えてくれます
それを経営側として解決したり、店舗で店長主導で解決したりしてもっと良い店を作ろうとする。
評価する側とされる側ではなくて、一つの課題に対して同じ目線で解決に取り組むことができ、社内がまとまることができて本当に良かったです。
アンケート内容はLINEや社内SNSで共有
全店舗アンケートは、まずは私が全てチェック
店舗ではアンケートをプリントアウトして改善項目をチェックし、バックヤードがあるお店は貼り出しもしています。
またアルバイトスタッフを含めたミーティングがどの店舗でも週一回あり、私はその議事録をチェックしているのですが、店舗LINEを使って全てのスタッフに共有したり、社内SNSも活用して店舗間でも会議の内容・改善項目の内容を共有しています。
さらに弊社は週に一回本社で勉強会があるのですが、月の初めは前月の報告会としてファンくるの結果や改善点などを各店長が発表・共有します。
店長が集まると、店舗ではなく業態としての課題が浮き彫りになってくることもあり「業態全体で改善していこう」という施策に繋がる時もあれば、「業態ではなく全体的にサービスの評価が悪い」という時などは、会社全体でどうやって改善していくか、私の役割になってきます。
『ファンくる』を導入して作業の簡素化と改善スピードの上昇を実感
今までは月1回のチェックで、結果を書類に起こし、評価にまとめとタイムラグが発生し、時間と手間がかかっていた
それがファンくるを導入することにより、管理画面からレポートを一括プリントアウトするだけで店舗での共有もスピーディーに行え、問題点も的確に共有できるようになり今までの作業が簡素化されただけでなく、改善スピードが上がりました。
店舗社員の昇級・昇格基準の内、ファンくるレポートが占める割合は50%
基本的に社員の評価は所属店舗の数値に紐づくので一概にこれが評価の全てとは言えないのですが、客観的な評価を行うために、店舗社員の昇級・昇格の対象者は、社内基準の評点で100点満点中85点以上の人、と定めています。
この点数を構成する要素の内、ファンくるレポートが占める割合は50%です。
つまりファンくるが50点満点ですね。
残りは、目標に対して逆算して着実に取り組める姿勢や取組の内容、普段の生活態度などから評価しています。
画像投稿モニターで料理のクオリティの安定を図る
画像投稿モニターを導入して気づいたのは、店舗によって食材をカットする大きさや包丁の入れ方など、技術的な面に差があることでした。
またその画像についてモニターさんのコメントが付いているので、料理の盛り付けがマニュアルに沿っているかどうかだけではなく、実際に美味しそうに見えたかどうか等、感想も同時に確認できるので使いやすいです。
料理長を中心に一つ一つの料理の手順についてより細かな基準を設け、各店舗のクオリティを統一を図っています。
また、「アンケート」という文章だけではなくて写真を実際に見ることで、改善への意欲が増し、改善スピードが上がりましたね。
スピード感だけでなく、店舗スタッフに「考える力」が付いてきたことも実感
毎月1店舗あたり複数のレポートを頂けるので、どの課題から改善するべきなのか、店舗ミーティングで優先順位を付けられるようになりました。
今まで言語化できてなくて曖昧だった部分について、原因を考えたり改善策を話し合ったりして、店舗スタッフによる改善活動も、ずいぶん効率的になりました。
ファンくるを導入して具体的な今後の課題が見つかりました
ファンくるを導入して今後の課題が具体的に見つかったこと、が一番良かったことです。
その課題の一つは、店舗で取り組んでいる改善活動そのものを意味のある形でチェックするべき、ということですね。
改善が進めばファンくるの点数も上がってより良いお店になっていく、その事実を本部がしっかり認識して、社員の評価だけでなく店舗全体もちゃんと評価していければ、店舗のサービスや雰囲気がもっと良くなっていくと思います。
更に具体的な話だと、本部のサービス担当が月毎にテーマ―例えば「入店時のあいさつをしっかりする」とかですね、を決めて、これをファンくるのアンケート項目にも追加する。
そうして実際にあいさつについて書かれたレポートを集計して、店舗毎の取り組みに対してチェックする。
ファンくるはアンケート内容をカスタマイズできるサービスなので、もっと活かして、弊社なりのこだわりと取り組みをチェックしていきたいですね。
株式会社Katete
代表取締役社長 柴田 修平 氏