アルバイトの成長ツールとして徹底活用! 働きがいを感じて社員になってくれる人が多く、本当にありがたいです!
今回は「炭火とワイン」などを展開する株式会社大地の神田取締役にお話を伺いました。
アルバイト達が自主的に取り組むツールとして、『ファンくる』を導入
私たちの会社では、アルバイトを成長させることを何より大切にしています。
どうやって成長させるのか?
という点はいろいろと工夫をしているのですが、「自分たちの店が、どうすれば今よりももっと良い店になるか」という課題にアルバイト達に主体的に取り組んでもらうために、お客様の声を客観的に集められて、店舗に直接フィードバックできるファンくるを導入しました。
アルバイトにこだわるのは外部からの採用をせず、アルバイトの社員登用のみで会社を成長させているから
外部媒体による新卒・中途の採用をもう7年以上実施していません
理由は、募集をしてもなかなか人が集まらなかったり、採用できても定着できなかったり…と、採用に関する課題が多くあったからです。
ではどうやって正社員を採用しているかというと、全てアルバイトからの社員化に頼っています。
しかし、ただのアルバイトを正社員にしても会社の戦力になりませんから、もともとは正社員の仕事だったものをどんどんとアルバイト達に権限委譲しました。
これまでのキッチン、ホール、レジ等の分かりやすい仕事以外に、シフト作成・人件費や原価の管理・アルバイトの採用面接もアルバイトの仕事です。
そしてファンくるのレポートから店の課題を考え、より良くなるように意見を出して実践する、というのも私たちの店ではアルバイトの大切な仕事のひとつです。
アルバイト自身が楽しみながら成長できるように、年間を通してさまざまなイベントを企画しますが、大切なことは、彼らに「自分で考えてもらうこと」だと思っています。
店舗のアルバイトだからこそ、柔軟なアイデアで店舗を良くしてくれる
店舗では、アルバイトリーダーが中心となって、「モニター班」「衛生班」「販促班」というグループ分けを実施
この中のモニター班がファンくるレポートの結果をもとに、自分たちで話し合ってさまざまな改善を検討・実施してくれています。
1店舗あたり毎月5件以上のレポートを集めて、ほぼリアルタイムに店舗にフィードバックされるファンくるは、アルバイト達がタイムリーに改善案を考えるのに、とても適していると思います。
レポートが多ければ、いろいろなお客様の声が聞けます
レポートの数だけご指摘を受ければそれだけ多くの改善案が考えられますし、数日前のお店についてご指摘を受けるわけですから、「すぐになんとかしなければ」という危機感も得られて、改善がスピーディになります。
例えば、注文いただいたらすぐに提供できるメニューを「クイックメニュー」と呼んで、ファーストオーダー時にオススメする、という全体の決まりにしています。
ですが忙しいタイミングだとなかなか徹底できていない、ということがファンくるの結果で分かったので、モニター班で話し合い、全ホールスタッフが「クイックメニュー」を腰から下げてオススメを徹底できるように改善しました。
こういった、ひとつひとつは些細な事かもしれませんが、現場のメンバーが現場の状態を考慮しながら案を出してくれるのはありがたいですね。
現場が見えづらい本部で考えるよりも、何倍も効果があるし、運用がスムーズです。
成果発表会は、アルバイトの成長を一番実感する場
毎年3月に、アルバイトが1年間の店舗での取り組みをプレゼンする「カンテラ祭」というイベントを開催しています
年末くらいから予選会をやってイベントの気運を高め、年間のアルバイト成長企画の集大成になるイベント、という位置付けになっています。
売上・ファンくるのレポート結果・衛生調査等を点数化して予選を行い、イベント当日に壇上で発表できる店舗を決めます。
選ばれた店舗のアルバイト達は、当日全社員と他店から参加している多くのアルバイトが見ている前で、自分たちの店舗の取り組みを発表します。
アルバイトの日々の取り組みを全社共有できると共に、他店で頑張っているアルバイトの姿を見ることでモチベーションアップにつながっています。
「カンテラ祭」でファンくるの年間優秀店舗を選び、表彰も行っています
このイベントで表彰してもらえることを目標に日々頑張るアルバイトがいて、自分の仕事にやりがいと楽しさを感じてもらい、正社員へとステップアップしてもらうのが私たちの目的です。
毎年多くのアルバイトが、このイベント後には正社員となり、社内で更なる活躍の場を広げていることを、本当に嬉しく思います。
ファンくるは、私たちが人材育成の主軸としているアルバイトの成長に、絶対に欠かせないツールになっています。
日々の調査だけでなく、成果発表会も毎年支援して頂き、おかげさまで毎年大好評・大成功のイベントになっています。
これからも、引き続きどうぞよろしくお願いします。
株式会社大地
取締役 神田 俊勝 氏